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おいしい水

塩素について

● おいしい水

おいしい水とはどのような水のことをさすのでしょうか。
一般的には、「ミネラル、硬度、炭酸ガス、酸素を適度に備えた冷たい水。」簡単にいうと、臭いがない、まろやか、冷たい・・水がおいしい水とされています。
逆に、不純物をまったく含まない水(純水)は、飲んでも決しておいしい水とは言えません。適当な(無害な)物質が適度に溶けていることがおいしい水の条件なのです。
厚生省「おいしい水研究会」が定めた"おいしい水の水質条件"によると次のような項目と数値に当てはまる水がいわゆる"おいしい水"とされています。




● 塩素について


日本の水道には必ず、塩素が入っています。
一般的に水道水はカルキ臭いといわれますが、この臭いのもとが塩素です。
「まぜるな危険」と表示してあるカビ取り剤などを見たことがあると思います。これは、台所やトイレの漂白剤やお風呂のカビ取り剤などに使われている次亜塩素酸ソーダに、トイレ洗剤などに含まれる塩酸がまざると、「塩素ガス」が発生するからです。塩素ガスは、10mg/m3で臭気を感じ、44mg/m3で眼や呼吸器の刺激作用があり、2900mg/m3では即死します。
このように塩素ガスは猛毒なので、この毒性によって水道水を滅菌しています。
日本の水道法施行令では、給水地域のもっとも遠いところでも、
水道水中の残留塩素量は0.1mg/l以上と定められています。しかし、上限は定められていないので(夏場は特に)病原菌への安全性を考慮して多めに加えられています。




水質項目 数 値 内   容
蒸留残留物 30〜200mg/リットル 主にミネラルの含有量を示します。量が多いと苦み、渋みが増し、適度に含まれるとまろやかな味になります。
硬 度 10〜100mg/リットル ミネラルのなかで特に量の多いカルシウム、マグネシウムの含有量を示します。硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いが出ます。
遊離炭酸 3〜30mg/リットル 溶け込んでいる炭酸ガスや酸素の量を示します。水にさわやかな味を与えますが、多いと刺激が強くなります。
過マンガン酸
カリウム消費量
3mg/リットル以下 有機物量を示します。多いと渋みがつき、多量に含むと水の味を損ないます。
臭気度 3以下 臭いがつくと不快感が増します。
残留塩素 0.4mg/リットル以下 水にカルキ臭を与え、濃度が高いと水の味をまずくなります。
水 温 最高20℃以下 冷やすことによりおいしく飲むことができます。

1985年4月25日厚生省「おいしい水研究会」発表